ホーリング その2
2013年05月27日(月)
それでは今回は、ロープユーザーはあなた一人です。
ロープも1本しかない状況です。
なんとかして要救助者を連れて帰らなくてはいけません。
張り出し部はボルトトラバースを構築したとします。
まず、要救助者にアプローチ後、レスキューハーネスを履かせる。

登高のシステムをマオシステム(1/2の力で登れるシステム)に組み替える。

マオシステムで要救助者をつないで登高する。

垂直ピッチの上端から下向きに、張り出し部の長さと同じ長さの個所まで登る。
チェストアッセンダー下のロープ上にアルパインバタフライを作り、そこに要救助者を接続する。

ロープユーザーはプルージックダウンして脱出し、要救助者は一旦その場に残置する。
ロープの末端を持って、張り出し部の先端まで、ボルトトラバースで移動する。

張り出し部先端に、要救助者につながるラインをZリグを構築して引き上げる。

振り子状の引き上げとなり、最終的には張り出し部先端に要救助者が到着する。

要救助者に接続したアルパインバタフライの振り子側(テンションのかかっていない方)を切る。
要救助者をスリングで結束しZリグを解除する。
ロープの末端側を持って路盤まで登る。
はしご車があればはしごを利用してZリグを構築する。なければ高欄(手すり)で。

Zリグにテンションが移った時点で、要救助者のスリングを解除する。

改めてZリグで路盤まで引き上げを行い、救助完了!


(*ロープの長さに十分な余裕があれば、ロープを切る必要はありません。
末端を要救助者に結束して、そのラインを引き上げます。
その場合は、張り出し部から引き上げポイントまでの2倍の長さ+Zリグを組める長さが必要です。)
ロープも1本しかない状況です。
なんとかして要救助者を連れて帰らなくてはいけません。
張り出し部はボルトトラバースを構築したとします。
まず、要救助者にアプローチ後、レスキューハーネスを履かせる。
登高のシステムをマオシステム(1/2の力で登れるシステム)に組み替える。
マオシステムで要救助者をつないで登高する。
垂直ピッチの上端から下向きに、張り出し部の長さと同じ長さの個所まで登る。
チェストアッセンダー下のロープ上にアルパインバタフライを作り、そこに要救助者を接続する。
ロープユーザーはプルージックダウンして脱出し、要救助者は一旦その場に残置する。
ロープの末端を持って、張り出し部の先端まで、ボルトトラバースで移動する。
張り出し部先端に、要救助者につながるラインをZリグを構築して引き上げる。
振り子状の引き上げとなり、最終的には張り出し部先端に要救助者が到着する。
要救助者に接続したアルパインバタフライの振り子側(テンションのかかっていない方)を切る。
要救助者をスリングで結束しZリグを解除する。
ロープの末端側を持って路盤まで登る。
はしご車があればはしごを利用してZリグを構築する。なければ高欄(手すり)で。
Zリグにテンションが移った時点で、要救助者のスリングを解除する。
改めてZリグで路盤まで引き上げを行い、救助完了!
(*ロープの長さに十分な余裕があれば、ロープを切る必要はありません。
末端を要救助者に結束して、そのラインを引き上げます。
その場合は、張り出し部から引き上げポイントまでの2倍の長さ+Zリグを組める長さが必要です。)
2015/11/20 14:29 Update

