ハンガー01

これは何でしょう?

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各面の真ん中に穴があいていますね。

はてはてはて・・・・。

正解は

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ハンガー取り付け用にアンカーを打ちこんだコンクリートブロックでした。

一瞬、「お、これは実際のリギングのフローティングアンカーに使えるのでは・・・」と思いましたが、

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よく考えたらロックエグゾチカからもう2種類も発売されています。

さすがですね。

このブロックは、今書いている技術書のハンガー説明写真を撮るのに作りました。

おもしろいので、ついでに珍しいハンガーの紹介など・・・・。

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これはクラウンっていうハンガーで以前ペッツルが作っていましたが今は廃盤になっています。

全方位の荷重が許容されることと、壁面とノットの離隔が最も多く取れること、カラビナを介さずにロープと接続できることが利点でした。

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しかし、壁面とハンガーでロープを挟み込むようにボルトを締結するので、一旦ハンガーを取り付けてしまうとロープの長さ調節ができませんでした。

当時は、使いにくいハンガーだなぁ、と思っていましたが、今はケブラーコードで耐荷重が1800もあるのが出ているので、それとセットにしておけば、扱いやすくなります。

ループ状にしたケブラーコードとクラウンをインシュロックなどでずれないように留めておいて、

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メインロープのノットに通して、

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折り返して、

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スクエアノットにして、(シートベンドでもいいと思いますが)

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最後にハンガーをアンカーに締結。

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クラウンなのでもちろん全方位許容です。

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便利ですね。

ペッツルはクラウンを復活させないでしょうかね。
2015/11/20 14:29 Update
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