ハンガー02

今日はリングハンガーです。

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洞窟探検でSRTを使う人であれば、なじみのあるハンガーなのですが、国内の量販店などでは見かけません。

ホームセンターに売っているアイボルトに似ていますが、こちらはリングとボルトが独立しています。

何より耐荷重が22KN出ています。

何がいいかというと、カラビナを使わず直接ロープを結束できることが最大の利点です。

ロープの使い始めはいいとして、ロープの中間でどうやってリングに結ぶんだよ、と思いましたね。

最初にひと工夫しておきます。

ロープバッグから出てくるロープを、持っていったリングハンガー全部に通しながら使います。

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リングハンガーはひとまとめにしてロープバッグの口のところにまとめておきます。

そしてYビレイやリビレイが必要になった時には、ロープが通ったリングハンガーをひとつ取り外してハンガーごとノットを作ります。

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ノットが完成した後で、ハンガーをアンカーに締結します。

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うまくいきましたね。

でも、あらかじめ通したリングを使いきってしまった、もしくはあらかじめリングを通してくるのをわすれた。

仕方ありません、結びましょう。

ブーリンオンアバイトというノットで結束します。

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さっきと同じくノットが完成してからアンカーに締結します。

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便利ですね。

難点としては、荷重の許容方向がリング平面上のみであること。

あらかじめ荷重方向の見極めが必要です。

また、ステンレス製なので少し重いです。

リングハンガーが82g
アルミハンガー+環付きオーバルカラビナが106g
アルミハンガー+アルミマイロンが55g

です。

迷いどころですね。

まあアンカー引き抜き方向の荷重が許容されるので、何枚かはとりまぜて持って行ってもいいと思います。
2015/11/20 14:29 Update
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